Lemonade Sandwich

起転転転

過去と別れを告げて 今ここでショーをして

夢の Hollywood/Travis Japan


加入は「枠に収まる」ことだと思っていた。

9人で作り上げたTravis Japanという枠があった。その枠からひとり、またひとり、メンバーがいなくなり、いつのまにか枠の中は5人になっていた。
5人が今までより背伸びをして、今までより両手をいっぱいに広げて、枠の形が変わらないように必死に支えていた。


松倉くんと元太くんはその枠の中に入る。

枠の形が変わらないように。

枠に届かない手はめいっぱい伸ばす。

枠からはみ出す足は折り曲げる。

そう思っていた。


松倉くんと脱退したメンバーのかたちは違う。
元太くんと脱退したメンバーのかたちは違う。
7人と9人。人数も違う。

でも枠の形は崩してはいけない。

そう思っていた。


Travis Japanが枠の形を変えようとしている」と強く感じたのはSummer Paradiseだった。

それは松倉くんと元太くんの経験を発揮できるステージがあったからなのか、松倉くんの歌声が会場に響き渡ったからなのか、元太くんのダンスがみんなを魅了したからなのか、2人の笑い声が会場を明るくしたからなのかわからない。

でも、決して「変わってしまった」のではない。7人が「変えた」のだ。

松倉くんがめいっぱい伸ばした両手はもとの枠に確実に近づいている。でも、もとの枠には届かない。もとの枠には戻らない。

だけど、私が折り曲げなきゃいけないと思っていた両足だって松倉くんはめいっぱい伸ばしていた。枠を内側から押し広げるように。

「SHOCKでの経験をTravis Japanに還元したい。」松倉くんがそう言ったとき、個人の成長を還元できる場所があるっていいなって思った。
松倉くんが大きくなればなるほど、Travis Japanという枠が大きくなる。松倉くんが素敵になればなるほど、Travis Japanという枠が素敵になる。


枠の形を変えたのは松倉くんと元太くんだけじゃない。

みんなが手を伸ばす方向、足を伸ばす方向を変えた。Travis Japanという枠を内側から色んな方向に押し広げている。この7人だからこそ最高に輝く枠の形を目指して。


過去のTravis Japanと比較した批判は
「枠が歪んでる」
そう言われているような気がした。

違う。枠は歪んだのではなく、本人たちの意思で変わったんだ。大きくなりながら。

これから7人がもっともっと両手も両足も伸ばして枠を内側から押し広げる。Travis Japanという枠は形を変えながら大きくなっていく。
デコボコしていていびつに見えるかもしれない。でも7人がつくるいびつな枠は最高にかっこいい。

私はそんなTravis Japanという素敵な枠に外側から触れていたい。この先もずっと。

松倉海斗くん 松田元太くん
Travis Japan加入1周年おめでとうございます。