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【調査】Travis JapanのYouTube200本のうち『pure ~YouTube ver.~』は何回エンディング曲に選ばれたのか

※ガバガバ調査なので何かしらのデータが間違っている気がするよ
 
 
はじめに
 
Travis Japanは卓越したダンススキルだけでなく、歌唱力、コンサートの構成・演出なども高く評価され、ジャニーズの次世代を担うとも言われている、ジャニーズJr.内のユニットである。彼らの魅力のひとつに「ギャップ」が挙げられるだろう。一糸乱れぬシンクロダンス、表情豊かな歌声など、パフォーマンスの面では「圧倒する」という表現が似合う彼らだが、コンサート中のMCをはじめ、話し出すと天然発言続出、それでいて他者を卑下しない柔らかな空気、その特徴からファンに「Travis 幼稚園 Japan」などと表現をされることもある。
 
パフォーマンスの鋭さ、普段のほんわかとした空気、Travis Japan特有の緩急を大いに感じられるのがジャニーズJr.チャンネルに投稿されている動画たちだ。Travis Japanは木曜日の定期更新に加え、企業からの提供動画、パフォーマンス動画など、様々な動画をアップロードし、同チャンネルが再生リスト「Travis Japan【木曜更新】」に登録している動画は2021年5月27日に200本に達した。テレビ番組などでよく見られる司会のお笑い芸人やドラマの宣伝をするゲストが存在せず、基本的に進行を含めTravis Japanのみで完結するため、Travis Japanの空気を堪能することができるコンテンツとなっている。同チャンネルには、ゲーム等にチャレンジする所謂YouTuberのような動画だけでなく、コンサートでのパフォーマンス動画やダンスを定点カメラで撮影した動画も投稿されるため、新たにTravis Japanを知ったファンにとっては、沼落ちのための福利厚生とも言えるだろう。
 
川島如恵留の提案により企画としてエンディング曲の制作を行ったため、Travis Japanの動画の最後にはエンディング曲が流れる。各メンバーの制作曲と全員で制作した楽曲が存在し、全8曲のうちどのエンディング曲が流れるのか、というのもファンにとっては楽しみのひとつだ。彼らも関心があるようで、2019年10月17日に投稿された「Travis Japan【衝撃事件の真相】厳選トークで思い出&プラベ話も!」(https://youtu.be/v71p_w-6JGo)では動画の終わりにエンディング曲について触れている。

宮近海斗「今回のエンディング誰だろう。今、流れてると思うよ。」
中村海人「しめのさ、エンディングって、なかなか、まぁ聞かないよね」
宮近海斗「最近聞かないよね」
松倉海斗「そう思うと、最近俺の曲よく聞く」
宮近海斗「めっちゃ聞くよね」
松倉海斗「なんでだろうね」
中村海人「俺もなかなか出ない。俺はね」
宮近海斗「次回予告って言ってさ、まったく変わんねーからさ」
川島如恵留「次回予告で毎回ちゃかが赤い靴履いてんだもんね」
宮近海斗「履いてねえもん」

 
松倉担である私は「pure流れすぎじゃね?」と思っていたので、メンバーも同じ感覚を持っていることに安心する一方、その感覚は正しいのかという疑問を持った。カラーバス効果なのかなんなのかわからないが、『pure ~YouTube ver.~』が流れた際、他のエンディング曲に比べてその事象をより強く意識するため、pureが多く流れたと認識しているのではないか、という疑問である。
 
ついては、2021年5月27日現在、ジャニーズJr.チャンネルの再生リスト「Travis Japan【木曜更新】」に登録されている動画において、『pure ~YouTube ver.~』がエンディング曲に採用された回数について調査をしたいと思う。
 
 
 
1.『pure ~YouTube ver.~』が採用された動画
 
本来であれば、「pure流れすぎじゃね?」という感覚が私だけのものなのか、私を含む松倉担の共通認識なのか、はたまたトラジャ担の共通認識なのかを確認すべく、アンケート等を実施すべきだが面倒なので割愛する。
 
【調査方法】
・2021年5月29日現在、ジャニーズJr.チャンネルの再生リスト「Travis Japan【木曜更新】」に登録されている動画200本を対象とする
・エンディング曲は以下8曲を対象とし、オリジナル曲などは「なし」とカウントする
<対象曲>
『TJみんなのうた』『一緒に作る道』『夏の唄』『叫べ get a happy TIME』『新世紀次回予告』『トラジャニュアリー』『pure~YouTube ver.~』『松田元太のアイウエオ作文』
※『次回予告』は『新世紀次回予告』としてカウントする。
 
 
まずは、『pure ~YouTube ver.~』が採用された動画を一つずつ確認したいと思う。
 
(1)Travis Japan川島如恵留のトラジャ旅】その1 ~トラジャがトラジャへ~
投稿日:2018/5/17 URL:https://youtu.be/IbFNUfDnGw4
各楽曲が順番にお披露目されているため、初採用はどの楽曲も動画におけるメンバーの活躍度とは関係がない。全3回のトラジャ旅で川島如恵留のエンディング曲が一回も流れていないことがその根拠と言えるだろう。
  
(2)Travis Japan【ガチ検証】催眠術は本当にかかるのか?
投稿日:2018/10/4 URL:https://youtu.be/G4oL8X8GvJc
何にも流されることなく、純粋な心を持っているから、松倉海斗は催眠術にかからない。このように動画の内容からエンディング曲が選ばれることも多い。関連性に笑えるかは、YouTubeスタッフ陣営の笑いに共鳴するか否かによるだろう。
 
(3)Travis Japan【命がけ極限クイズ】全員正解するまでジェットコースター降りれません!
投稿日:2018/12/13 URL:https://youtu.be/SIl44NoBPiM
最終問題、ただ一人正解できなかった松倉海斗。YouTubeスタッフ陣営はやらかしたメンバーの楽曲を選ぶ傾向にある。
 
(4)Travis Japan【しりとりダンス】フリを完コピして激苦を回避せよ!
投稿日:2019/2/21 URL:https://youtu.be/_lo2E0ufBm0
松倉海斗のミスで終わる。やはり、やらかしたメンバーの楽曲を選ぶ傾向にある。乾杯の音頭が「ごめ~ん」なのは人類の歴史において後にも先にもこの乾杯だけだろう。
 
(5)Travis Japan【白塗り大変身】記憶力だけでアノ人のメイクを完全再現!
投稿日:2019/4/11 URL:https://youtu.be/8Xg2oYReWnA
謝罪担当を全うする松倉海斗。「俺がやる」と立候補する松倉海斗。謝罪相手は鉄拳さん、日本各地の皆さま、歌舞伎界の皆さま、KISSの皆さま、KISSのファンの皆様。自ら目立ちにいったこの回での採用は『pure ~YouTube ver.~』第二章とも言える。
 
(6)Travis Japan【初CM】なぜか学生服姿…タイムスリップでダンス !!
投稿日:2019/6/13 URL:https://youtu.be/1oAvK8na3rY
オランジーナ100だからオレンジの人のエンディング曲が流れている。ラッキー。
 
(7)Travis Japan【捜索願い】TOKYOに松倉海斗が潜伏中…推理して確保せよ!
投稿日:2019/6/20 URL:https://youtu.be/SmG9VmD9pq0
二回連続採用。タイトル、サムネイル、総評、エンディング曲、すべて松倉海斗。初めての総評「東京23区は広い」。
 
(8)Travis Japan【イルカをジャンプ】水族館で謎解きバトルin福岡
投稿日:2019/8/29 URL:https://youtu.be/Gc32JC-fHDI
メロディだけが流れている。「いるか行かなくていいめんたい?いるか行ったほうがいいめんたいよね?」とまじめだったにもかかわらず、罰ゲームを一人で受ける松倉海斗。
 
(9)Travis Japan【福岡絶品グルメ】少数派だけが食べられるサバイバル!
投稿日:2019/9/12 URL:https://youtu.be/49CwXq_NElE
最終問題で一人勝ちする松倉海斗。取り残されて一人で食べる松倉海斗。そこに現れる中村海人
 
(10)Travis Japan【策士は誰だ!?】心理戦で意外な結果に…
投稿日:2020/1/23 URL:https://youtu.be/-njAz89mjXU
総評二回目「インサイダーゲームの松倉海斗は天才だぁ」。タイトルの「意外な結果」は「インサイダーゲームの松倉海斗が天才だということが意外な結果」ということだろう。
 
(11)Travis Japan【鬼が内緒の鬼ごっこ】鬼は誰!?メンバー全員で疑心暗鬼に!
投稿日:2020/3/5 URL:https://youtu.be/-elbiDpEx64
MVP(モーストヴァカプレイヤー)を受賞する。総評三回目「ダマすの楽しい!ふぎゃぁお」。共にMVPを受賞した松田元太と一緒に言うというていだが、松田元太は「楽しい!」の合いの手だけで、ほぼ松倉海斗が一人で言っている。ご褒美のベルーガタッチ、まったく嬉しくなさそう。
 
(12)Travis Japan【初ドライブ】カーナビ禁止で開運スポット巡り〜1/3〜
投稿日:2020/4/9 URL:https://youtu.be/vJLdrksyb7Q
本シリーズ最終回「Travis Japan【初ドライブ】カーナビ禁止で開運スポット巡り~3/3~」で総評四回目「ドライブは楽しい」。「今日一番活躍したあなた」と振られているので、自他共に認める活躍度であることがわかる。
 
(13)Travis Japan【危機からの脱出】あなたならどうします?
投稿日:2020/7/9 URL:https://youtu.be/tjH1ayxrpL0
松倉海斗だけ三回挑戦。ドリアンの耐性はあるが、ノ二の耐性はない松倉海斗。(5)と通ずるものがある動画。
 
(14)Travis Japan【夏のデート私服対決】Instagram連動企画!あなたはどのファッションが好き?
投稿日:2020/9/3 URL:https://youtu.be/sqjXOcHBprc
総評五回目「6万!?」。他メンバーが8万以上の票を獲得するなか、一人だけ6万台の松倉海斗。総評のあとの「楽しかったねみんな」が松倉海斗すぎる。
 
(15)Travis Japan【ミリオンヒットメーカー】バズるヒットタイトルを考えろ!
投稿日:2020/9/10 URL:https://youtu.be/cy0VejuwVJA
二回連続採用。部長、中村海人にMVPに選ばれ、「僕の何ですか?」と納得のいかない松倉海斗。
 
(16)Travis Japan【演技力】表情で内容を伝えろ!
投稿日:2020/10/22 URL:https://youtu.be/11BOVskrL38
天丼の天才、松倉海斗が優勝する。笑うメンバーに「いいよいいよ、笑うなよ」って言っているので、自分の笑いに納得していない様子。総評六回目「あの…楽しい」。
 
(17)Travis Japan【祝!誕生日】遅れてゴメン…おめ松倉!クイズで深堀り
投稿日:2021/1/14 URL:https://youtu.be/mMW1XsjYqGc
総評八回目「来てください!「緑のネックレスあげます」」。#YMMK
※2020年12月7日に投稿された「Travis Japan【利き茶選手権】緑茶の味さえ…わからない」で、ちゃかまちゅで総評を担当し、「タイガーカスタムボトルで心も身体もあったかいね」と言っているため、今回は八回目とカウントする。
 
(18)Travis Japan【水陸両用バス】東京の絶景を自撮りでトキメキ!
投稿日:2021/4/26 URL:https://youtu.be/1rJCuzrZ93M
スカイダックに乗れなかったのに優勝するストレッチマン松倉海斗。総評十回目「スカイダックでいつもと違う景色を観に行こう!」。
※2021年2月11日に投稿された「Travis Japan【たらいチャレンジ】ガチ私服がドッキリで…ずぶ濡れに!?」で総評を担当し、「ビッショビショだぜ!」と言っているため、今回は十回目とカウントする。
 
 
2.『pure ~YouTube ver.~』の採用回数の推移
 
全200回のうち、『pure ~YouTube ver.~』は18回採用されていることがわかった。9%という採用率に「あ、別に多くないな、、、?」と思いながら採用回数の推移を確認したいと思う。
 
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お披露目から二回目の採用まで少し期間があいたものの、その後は順調に推移していると言える。『pure ~YouTube ver.~』をよく聞くとメンバーが言っていた「Travis Japan【衝撃事件の真相】厳選トークで思い出&プラベ話も!」は2019年10月17日に投稿されているため、2019年6月頃からの採用回数の推移を考えると納得できる発言だろう。
また、2020年9月10日にわたしは「pure流れすぎてうける」「体感、3回に1回はpure」とツイートをしていたのだが、たしかにその頃に多く採用されているため、その前後だけを切り取れば、「流れすぎている」というのは正しい感覚と言えるかもしれない。ただ、「3回に1回は体感ガバガバ、結局のところ10回に1回だよ」と言ってやりたい。
 
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全8曲のグラフを対象に推移を確認すると、『TJみんなのうた』が採用されすぎていることだけがわかるグラフが完成した。2020年5月は四回の投稿すべてで『TJみんなのうた』が採用されている。使い勝手の良さに感心しながら、『TJみんなのうた』を除外したグラフも掲載しようと思う。
 
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3.調査結果
 
(1)『pure ~YouTube ver.~』は特段多く採用されているわけではない
 
『TJみんなのうた』を除くと、宮近海斗の『トラジャニュアリー』とともに一番多く採用されていたが、他のメンバーの楽曲と比べて特段多く採用されているわけではなかった。「pure流れすぎじゃね?」という感覚は全体を通して見れば、正しくないことがわかった。全然、3回に1回採用されていないし、ヲタクの感覚は信用しないほうが良い。
ただ、今回はエンディング曲を中心に調査を行ったが、松倉海斗は総評を任されることも多いということがわかった。エンディング曲はYouTubeスタッフ陣営が編集の段階で決めていることだが、総評はメンバーが「今日はこいつに笑わされた」と認めている証拠なので嬉しい、そして嬉しい。
 
(2)『夏の唄』は思った以上に流れている
 
「しめのさ、エンディングって、なかなか、まぁ聞かないよね」という発言をうけて、私も勝手に『夏の唄』はあまり流れていないと認識していたが、思った以上に流れている。全然流れている。今回の調査を通してわかったが、「熱い」「暑い」で『夏の唄』が流れ、「ギャー」「ワー」で『叫べ get a happy TIME』が流れる。YouTubeを始めて間もない頃に制作したにもかかわらず、YouTubeで起こりがちなことをテーマに楽曲が制作されており、「先見の明がある」とはこのようなことを言うのだろうと、思ったり思わなかったりした。
一方で、『新世紀次回予告』はあまりにも流れなさすぎである。『夏の唄』や『叫べ get a happy TIME』のように一つのテーマがあるわけではないため、動画の内容からエンディング曲が採用されることはなかったが、それにしても流れない。調査をしながらExcelの備考欄に「え、うみのでよくない?」となんども書いたので、何かしらのアクシデントでYouTubeスタッフ陣営が『新世紀次回予告』の音源を失ったか、新世紀側から訴えられていたか、YouTubeスタッフ陣営が『TJみんなのうた』に頼っていた、のいずれかにより引き起こされたものだと思われる。最近は流れるようになったので、訴訟が無事に終わったと信じたい。
 
(3)『TJみんなのうた』の使い勝手が良すぎる
 
『TJみんなのうた』は200回中、52回採用されている。採用されすぎている。それもそのはず。七人で楽しそうにしていたら『TJみんなのうた』を流したくなるし、コンサートや舞台の裏側など七人が前に突き進む動画のあとにはそりゃあ『TJみんなのうた』が流れる。あと、「別にどれでもいっか」と思ったら『TJみんなのうた』を流すはずだ。それにしても「パーンをパンパン焼きやがれー!」という歌詞は天才すぎやしないか。
ちなみに、何も流れなかった回や『夢のHollywood』や『Namidaの結晶』などのオリジナル曲が流れた回が49回存在する。よって、各メンバーの楽曲が流れたのは動画のうち半数に及ばないことがわかった。
 
 
おわりに
 
2020年7月30日に投稿された「Travis Japan【動画ネタ】これだけはやりたくない…」でも、2021年1月7日に投稿された「Travis Japan【夢語る】新年のご挨拶2021」でも、松倉海斗は「エンディング曲制作第二弾をやりたい」と主張している。YouTubeスタッフ陣営が全然動かない、うそい(「Travis Japan【夢語る】新年のご挨拶2021」の松倉海斗の発言より引用)ため、いつになるかわからないが第二弾のエンディング曲が聞ける日を楽しみにしておこう。
 
では、最後までヲタクのおふざけに付き合い、7000字を超える長文を読んでくれたあなただけに「とらちゅーぶエンディング曲豆知識」をお伝えしたいと思う。
 
 
【とらちゅーぶエンディング曲豆知識】
Travis JapanYouTubeで最初に流れたエンディング曲は、『横浜アリーナ』(作詞作曲:七五三掛龍也)である。