Lemonade Sandwich

起転転転

俺たちの二幕 Life is musical

夢のハリウッド/Travis Japan


松倉くんが、松松が、Travis Japanに入ってから、Travis Japanは「5+2」だった。その計算式の先に「=7」はなかった。Travis Japanはきっと足し算のままなんだと思った。



Travis Japanに2人加わるらしい。」「松松が加入するらしい。」
そんな噂が流れたとき、私は両手をあげて喜ぶことはできなかった。

松倉くんもいつかユニットを組んでほしいと思っていた。
そうだけど。

Travis Japanのことはもともと好きだった。
そうだけど。

もともとあるグループに新メンバーとして加入する。
加入するメンバーもそのファンも、受け入れるメンバーもそのファンも「喜び」という感情だけではないのだろうなと思った。


私の中で大きかった感情は「不安」だった。
Travis Japanは松倉くんが輝ける場所なんだろうか。
大好きな松倉くんが加入することによって、好きだったTravis Japanのパフォーマンスが変わってしまったらどうしよう。
松倉くんの加入は色々な人に受け入れてもらえるのだろうか。

松倉くんは脱退したメンバーの代わりになれるのだだろうか。


YouTubeへの動画投稿、Johnny's webでの連載、横浜アリーナでの単独コンサート、個人の公式うちわ
全部とっても嬉しかった。松倉くんがユニットに入る前だったら「ユニットだけ特別扱いして!」ってきっと怒ってた。

でも、松倉くんがTravis Japanとして掴み取ったその事実たちは、なんだか他人事のように思えた。

TVで見るTravis Japanのステージはとっても素晴らしくて、とってもかっこよくて。でも7人というより、5人と2人に見えた。

受け入れる5人と加入する2人
トラビス・ペインに選ばれた5人とそうじゃない2人

Travis Japanだった5人とそうじゃなかった2人




横浜アリーナでの単独コンサート。
Travis Japanの松倉海斗としてステージに立つ松倉くんを生で初めて見た。

松倉くんには帰る場所が出来たんだなと思った。

「いってらっしゃい」「おかえりなさい」って言ってくれるメンバーが
別仕事で得たものを還元したいと思えるグループが
一緒に頑張りたいと思える仲間が

そんな松倉くんを、Travis Japanの松倉海斗くんを応援したいなと改めて思った。


「過ぎた一幕は積み上げる Exprience 俺たちの二幕 Life is musical」
大歓声の中で聞いた夢のハリウッド2番の歌詞。新しいTravis Japanを、ミュージカルの第二幕を楽しんでいいんだって思った。


「5」の左側にあった括弧でくくられた計算式に、「+2」は取って代わることができるんだろうか。

そんなことを思っていたけど、取って代われなくていいんだ。だって「新しいメンバーが加入した」のだから。
「メンバーの脱退」が加入の理由だけど、松倉くんはそのメンバーの代わりとして加入したのではない。
松倉海斗としてTravis Japanのメンバーになったのだ。

私には「5+2」に見えていたけど、きっとTravis Japanは「(1+1+1+1+1+1+1)」でその前にも後にもたくさんの計算式があって「=」の先は「7」なんかじゃないのだろうと思った。


2018年7月9日、Travis Japanは6周年をむかえた。松倉くんが歩んできた歴史は8ヶ月。
一幕がないと、二幕は始まらない。これからずっと続く第二幕を私は楽しみたい。

踊り続けよう煌めく世界
ここで見つけよう輝く未来