“ちゃかまちゅ”解体新書－Vol.1－

　
　
　
私は同期のことを「友達」って言わない。だって友達じゃないから。
　
同期って同級生だったら多分仲良くなっていなくて、学校生活の中で会話せずに終わる人もいると思う。
仲が良いに越したことはないけど、別に仲が良くなきゃ同期でいられないわけではない。「同じタイミングで同じ会社に入社した」という関係性。
　
　
アイドルグループの関係性って同期のそれに少し似ている気がする。
　
メンバーって同級生だったら多分仲良くなっていなくて、学校生活の中で会話せずに終わる人もいると思う。
仲が良いに越したことはないけど、別に仲が良くなきゃメンバーでいられないわけではない。「同じグループに所属している」という関係性。
　
　
　
アイドルグループのコンビとして“ちゃかまちゅ”に違和感を覚える原因はここにあるかもしれない。
だって”ちゃかまちゅ”はメンバーである前に友達なんだもん。
　
トリプルカイトのブログにも書いたけど、“ちゃかまちゅ”ってメンバーである前に友達なんだよね。
まぁ「ジャニーズJr.」という関係性がなかったら友達になっていないかもしれないけど、ジャニーズJr.という大きな枠の中で友達になる人って、学校生活という大きな枠の中で友達になる人な気がする。松倉くんと宮近くんがジャニーズJr.ではない状態で、同級生という関係性で出会ったとしても友達になる気がするんだよね。
　
Travis Japanの中で「友達がメンバーになった」のは“ちゃかまちゅ”だけだと思う。
　
　
　
松倉くんが如恵留くんに見せる顔、しめに見せる顔、閑也に見せる顔、うみに見せる顔、元太に見せる顔は全部違う。宮近くんに見せる顔も違う。
宮近くんが如恵留くんに見せる顔、しめに見せる顔、閑也に見せる顔、うみに見せる顔、元太に見せる顔は全部違う。松倉くんに見せる顔も違う。
　
みんな誰の前にいるかで顔は変わる。

ただ「松倉くんが宮近くん以外に見せる顔」と「宮近くんが松倉くん以外に見せる顔」はメンバーに見せる顔っていう共通点がある。
　
　
　
「松倉くんが宮近くんに見せる顔」と「宮近くんが松倉くんに見せる顔」は友達に見せる顔だから違和感を覚えるんだと思う。
　
　
　
「“ちゃかまちゅ”が仕事とプライベートとを切り分けられていない」みたいな話に聞こえるかもしれないんだけど、そうではなくて、友達が先だと何年経っても友達が先なんだと思う。それに、これから先、何年、何十年もメンバーという関係性が続いても、同じだけ“ちゃかまちゅ”は友達だから。メンバーになっても友達という関係性も続いてるから。
メンバーという関係性は確かにある。Travis Japanとして、仲間としての関係性が。でも、メンバーという関係性の前に友達という関係性があるのが“ちゃかまちゅ”なんだと思う。
　
　
　
松倉くんも宮近くんも友達の前だと同じ顔を見せるかと言われたら、それもまた違って。
それこそ、メンバーに見せる顔がそれぞれ違うように、友達に見せる顔はそれぞれ違う。（この考え方「分人」っていうらしいよ。誰といるかによって自分って変わるよね。っていうやつ）（全然詳しくないので間違ってたらごめんね）だから、友達に見せる顔というか、「松倉くんが友達でありメンバーの宮近くんに見せる顔」と「宮近くんが友達でありメンバーの松倉くんに見せる顔」が混ざり合ったものが“ちゃかまちゅ”なのかもしれないと思う。
　
　
　
宮近くんの一挙一動に困惑したり、松倉くんの反撃に打ちのめされたりする度に「“ちゃかまちゅ”わからない」って“ちゃかまちゅ”から逃げてきた。
でも、今年の目標のひとつは「“ちゃかまちゅ”をわかるようになること」だから、こうやって「解体新書」っていう前野良沢と杉田玄白みたいなタイトルをつけて“ちゃかまちゅ”のブログを書いている。
　
「“ちゃかまちゅ”が友達なことなんて知ってるよ！」「1500字以上使って言いたいことはそれかい！」と思いながらここまで読んでくれた人のなかで、「“ちゃかまちゅ”がわからない。でもわかるようになりたい」っていう人は、「友達だからなのかもしれない」って思いながら、今までの宮近くんの暴れっぷりとか、松倉くんの悪女っぷりを思い返してほしい。
なんか少しだけそんな気がしてこない？私は少しだけそんな気がしてきたの。
　
でも、それだけじゃない。だからこれは－Vol.1－。